きみはろっくをきかない
私は片想いソングを聞かない
マジで聞かない
この見事なメンヘラぷりからして、めちゃくちゃ奥華子とか聴いてそうだけど聞かない。
理由はちゃんとある。どうもしっくり来ないのだ。ついこの間までは吉澤嘉代子の「きらい」をめちゃくちゃ聴いていたのだが、気づいたらあんなきゅんきゅん浮かれぽんちの片想いではなくなっていたためいつしか効かなくなっていた。逆に胸が痛いのだ。「ふん!どうせうまくいきそうな恋なんでしょ?!」と悪態をつきたくなる。
かといって奥華子を聞いてみろ。あんなに私はピュアではない。あんなキラキラした恋愛はしていない。いかにしてRさんとSEXをするかばかりを考えている。そんな汚れた女が「ひとつだけ願えるのなら あなたに好きと言われたい」なんて思えるか。アホか。
そして西野カナ、加藤ミリヤ?私のプライドの問題だ。聴くもんか。
でも本当は本当は失恋ソングを聴きたくて聴きたくてたまらないんだ。結局のところそんな歌を聴いて1人夜枕を濡らしたい。少女漫画の主人公になりたいんだ。メンヘラなので。
…それが無理なのだけど。
なのでここ最近はBUMP OF CHICKENを聴きまくっている。Apple Musicでも聴けるようになっている。まあ、R.I.Pまでは音源あるんだけど。
青春時代に聴いていたものを聴くとエモくて死にたくなるかもしれないと思ったが意外と平然としている。でも、「ギルド」だけは聴くと落ち込んでしまう。理由は前の前の記事参照オネシャス!
……BUMP OF CHICKENのことは、いまだに普通に好きだ。そしてそんな自分が嫌いだ。
さて、そんな私とRさんだが、来月「ふたりで」花火大会に行くことになった。
…………カップルかな?
男女ふたりで花火大会とか、カップルそのものかな?普通に花火大会で男女で来てる人見るとカップルだと周りの人は思うだろう。これはつまり、向こうは「仮に私が彼女と思われても」構わないのだろうか。そう勘違いすることくらい許されるのだろうか。…まあ、向こうも大人であるのでそんなことは気にしていないだけかもしれないのだけど。多少、意識はされてると嬉しいなと思う。誘ってきたの向こうだし。
いやまあでもよくよく考えてみると、今まで2人で遊びに行った場所が
・某離島
・どうぶつえん
・遊園地
・いちご狩り
・花見
・水族館
・某サブカル街へ買い物
・遊園地2nd(泊まり(何も無かった))
である。
は?!!!??すでにカップルなのでは?!!???なんなの?!!!????!?!?!
ほんと冗談抜きになに2回も遊園地行っちゃってるんだよ、といった話である。え?なんで?おかしくね?頭大丈夫?大丈夫じゃないからこんな人が好き!WOW!
そんなこんなでめちゃくちゃ気持ちが不安定である。そろそろ本気で諦めようと頑張ってはいるが。マッチングアプリを始め、そこで知り合った男性とこんど食事に行く約束をするくらい、諦めようと頑張っている。それでも、ふとした瞬間にRさんを思い出してしまうのだ。「このことを知ったら多少焦ってくれるだろうか」「ヤキモチを焼いてくれるだろうか」そんな意味の無い期待ばかりをしてしまう。私はクズだ。
そういえば先日、Rさんに「職場の男性に口説かれている」と言ったところ「よかったやん」とさらりとした返事がきた事を思い出した。その場ではやきもちなんて微塵もやいてくれないのだと辛くなったが、そのあとことある事に、何かにつけて、「どんな人なの」「写真ある?」「いくつ?」とその人についての質問をぶつけてきた。…………もしかして、少しだけ、少しだけ焦ってくれたのだろうか、と今思う。それも私の悲しく虚しい期待でしかないのだけど。
神聖かまってちゃん
Rさんが旅行に行っていた。2泊3日で。
正直、女と行くのでは?と思っていたが見た感じマジでほんとに男性の友人とふたりで行っていた。安心したが、わんちゃんゲイなのでは?とも勘ぐる。どちらせによ、私にはどうこう言う権利なんてないのだけれど。
今回これの何が問題なのか。
あやつはこの2泊3日の間、私にひたすらLINEを送ってきた。観光地等の写真だ。
向こうが写真を送る→私が反応する→また向こうが送る→反応する
これの繰り返しであった。私はお前のInstagramではないと言ってやりたかったが、旅行先で私のことを思い出してくれているのが嬉しくてただただ送られてくる写真の感想を言うしかできなかった。惚れた弱みをここで実感してしまう。
友人に言われ気づいたのだが、おそらくRさんは構ってちゃんなのかもしれない。彼からのLINEはいつも「やばい」とだけだったり、前述の通り写真だけを送ってきたり、そういったちょっと誘い受けの内容が多いのだ。私は構ってちゃんが死ぬほど嫌いであるので、友人に指摘を受けた時は正直ぎくりとした。それでも「嫌いな人に構ってもらおうとはしないだろう」「少なくとも私のことは悪くは思っていないだろう」、といった喜びと天秤をかけたところ喜びの方が勝ったのだが。これもまた惚れた弱みだ。
ところで先日とある男性と食事に行った。もちろん相手はRさんではない。とある場所で知り合った人だ。ありがたいことに向こうから声をかけていただいた。……まあ私は自尊心が低いためまだちょっと疑ってるのだけど。からかわれてるのでは?と。
まあとにかく彼との食事はとても楽しかった。見た目も中々好きだし(タレ目だった)、気遣いもできる。年下とは思えないほどしっかりもしており、職種、学歴も申し分ない。なによりも私に対して好意を前面に出してくれた。性格悪い言い方にはなるが、とても気分が良く、承認欲求も程よく満たされた。あの瞬間の私はおそらくこの上ないほどのメスの顔になっていたかと思う。
その人に、最近の恋愛事情を聞かれたため、所々フェイク入れつつもRさんのことを正直に話した。ここ半年で2回振られていることもちゃんと言った。まあ、「その人のことまだ好きなんですか?」と聞かれた時だけは「……どうなんでしょうね。わかんないです」とぼやかしたのだが。だが彼はそんな私にもにっこり微笑み、「新しい恋すればいいですよ」と言ってくれた。私の心がちょっぴり動いた瞬間だった。
彼との食事は健全に終わった。手を繋ぐとか、見つめ合うとか、そういう危ういことも無く。1時間半、ひたすらお互いのことを話して終わった。これ以上ないほどの健全さだ。帰り際、「次は○○に行きましょう」と言われた。いいな、と思ったが、「じゃあいつにしますか?」といった返事は何故かできず、「そうですね、また誘ってください」と受け身のくそみたいな女の返事をしてしまった。少し後悔をしている。
帰りの電車、ほんの少しRさんを忘れている自分に気がついた。やはり恋を忘れるには新しい恋なのだろう。『ねえ。Rさん。私どっか行っちゃうよ?』そんな気分だった。だがまあ、その数分後Rさんからいつもの構ってLINEが来て心がRさんに戻ってしまうのだけれど。
でも、完全に戻った訳では無い。今後どうなるのかわからないが、多少……ほんとに僅かかも知れないが……新しい男性に希望を持てるかもしれない。私はクズなので、そんなことを思う。
世界の中心で愛を叫ぶ
私とRさんは10(実際には前後)歳離れている。私が小学生の時に向こうは成人済みだ。こっちからしたらそれは興奮材料であるが、向こうにとっては尻込みする要素のひとつになってるのだろう。セカチューの話になった際、「小6の頃だ」と言ったところ、向こうが軽く引いた様子だったことを思い出す。
……そうなってしまうのも分からないことも無いのだ。私自身仮に10も下の男子高校生に言い寄られたら正直どんなイケメンでも尻込みする。ましてや結婚願望があるならなおさらだ。女と男は違うとは思うが、男はみな若い女が好きに違いないという考えはそれこそ女の慢心であろう。
『大前提として同世代がベスト』
1番最初に告白した際、言われた言葉だ。正直年齢差を理由に出されるとこちらはもう黙るしかない。小学生の頃、ヒステリーな更年期ババア教師が「お金も、身分も、なにもかも人は平等ではないが時間だけはみな平等」と言っていたことをふと思い出す。そんな「世界唯一の平等」にこの恋を阻まれている以上、手も足も出ない。文句のひとつも言えない。努力のしようがない。足掻きようがないのだ。……もしかしたらRさんはこれを見越して振る理由を「歳の差」にしたかもしれない。そう考えてしまうのはへそ曲がりだろうか。
しかし、だ。
もし私が10歳下の男子高校生に言い寄られたら、嬉しいことは嬉しい。正直ニヤニヤもしてしまうだろう。もちろんこれは男女逆でも同じことと思う。人類の8割はそうだろう。そもそも人に好かれることに対して嫌悪感を抱く人の方が少ないのでは?
……私は常々、疑問であった。なぜRさんは「私と付き合う気がないくせに」「私と遊んでくれるのか」「私に構ってくれるのか」。
もしかしたら、『悪い気はしない』からなのかもしれない。私と付き合う気はない。しかし、悪い気はしない。むしろ10歳も下の女に言い寄られるというのは気分が良いものではないのではないだろうか。
Rさんは私の事が好きではない。
「私に好かれている自分」が好きなのだ。
彼を悪く言うつもりもないし、できれば否定はしたくないのだが、でも、そうとしか思えなくなってきている。相手を信じられない、この恋も潮時なのだろうか?例えそうだとしても気持ちは収まりそうにないのだけれど。
鼻ざかり
鼻が高い男が好きだ。といっても外国人ではない。日本人で、日本人にしては、鼻の高い男が好きなのだ。……横を向いた時に、日本人らしく、かつ綺麗なEラインが欲しいのだ。
別に私は元々男性の鼻に大して興味などをもちあわせていなかった。どちらかというと、手かあるいは目(タレ目が好きだ)ばかりを見て、鼻は二の次三の次であった。
では、なぜ今この瞬間こんなにも男の鼻が好きなのか。理由はカンタンだ。
例の片思い相手(仮にRさんと呼ぶとしよう。ちなみにイニシャルはかすってもいない)の鼻がとても高いのだ。惚れ惚れする程に。横顔なんて、鼻が高く高く天まで伸びているようにすら感じる。
「好きな人が鼻が高い」
だから「ほかの男も鼻が高いと嬉しい」のだ。なんともちょろく悲しい理由である。
「好きなタイプは好きな人です★」という言葉はよく聞くが、かつての私はそれを聞く度「だまれクソうかれスイーツクソ女が」とボロクソに叩いていた。しかしどうだ。今の私は立派なそのクソうかれスイーツクソ女に成り下がってしまっている。25歳はお肌の曲がり角というが、精神年齢の曲がり角でもあるのだろうか。27歳になろうとしている今、確実に数年前より退化をしている。
そう、しかし、いやはや、もはや、私は27なのだ。今更なが自覚をしてちょっといま辛い。頭抱えてる。
正直このまま報われぬ片想いに傾倒するのはあまり宜しくない年齢になっているとは思う。なんてたって27だ。私の母が27の頃は兄どころか私を産んでいた。
やばいとは思う。本格的に諦める方向に頭を切り替えるべきだと思う。いや、でも無理なのだ。実際過去に(といっても1ヶ月ほど前だが)別の出会いを探そうと考えたことがある。新しい出会いがあれば、少しはRさんへの思が紛れないかと。
そして、では実際にどんな男性を求めているのか、就活よろしく自己分析もしてみたのだ。その結果だが、
見た目→ごつい人 背は高ければ高いほどよいが妥協はできる
職→安定した人 公務員とか
性格→私の趣味を否定しない
趣味→なんでもいいけどギャンブルだけはしないで欲しい。
となった。そしてこれらの条件を元に熟考を重ね、出た理想の相手というのが「Rさん」であった。
は?
ちなみにRさんだが
見た目→別にごつくない。背も高くない。
職→安定してない
性格→まあ趣味は否定してこない
趣味→パチンコ
は?
ほぼ真逆である。は?
つまり、ほぼ真逆の男であるのに関わらず、理想の相手を考えると1番最初にRさんが登場するのである。理想とほぼ真逆であるのにも関わらず。
……私はもう理屈とかではなく、理由などなくRさんが好きなのだろう。1番厄介なやつじゃねえか。なめてんのか。あとこの理屈とかではなくとか理由無いとか少女漫画みたいなセリフだなと思ってちょっと寒気がした。なめてんのか。
しかしこのままではダメだ。Rさんのことが好きなことを再認識しただけでは停滞どころか後退をしている。ではそうだ。そうそうだ。私が愛してやまない野球選手と比較してみようか。野球選手とRさん、同時に告白されたらどうするか。
……そう考えたのが昨夜のこと。結果としては……
筒香くん…
……どうしよう、Rさんを選ぶ。いや、これは、筒香くんはもう既婚者で手の届かない存在だからだ!
嶺井博希さん……
……やっぱりRさんを選ぶ。やばい。いやてか嶺井さんも既婚者だ!よし!セーフ!
独身者……山田哲人……
……Rさんやな…哲人クズ(という噂)やし…。
山崎康晃…
………………私の手に余るのでRさんで…。
結局Rさんじゃねえかよ!!!!!!!!
どうするよ!!!!!野球選手と比較してなおRさん選ぶってやばくない?
とにかく焦った私は次から次へと野球選手と比較をした。しかし誰と比較しても結局Rさんが勝ってしまうのだ。お手上げである。
……しかし、私は野球選手側のダークホースを忘れていた。なぜ忘れていたのが忘れていたくらいに忘れていた。
様々な野球選手と比較しまくって、最後の方に思い浮かんだ人物…
荒木貴裕選手。
……むっちゃ好き。(ヤクルトで中村悠平さんの次に好き)めちゃくちゃ好き。
そして、脳内で荒木貴裕さんとRさんを比較する。仮に同時に告白されたら……。
それを頭に浮かべた瞬間、脳みそにびびびと刺激が走った。
「……荒木さんや…」
そう、荒木さんだ。私は、脳内の私は、荒木さんを選んだ。
荒木さんと、Rさんに同時に告白され(罪な女だ)、荒木さんを選んだ。
やったぞ!!!!!と思う反面、いやなんで?と疑問にも思う。なぜに荒木さん?いや本命の筒香くんや、女性人気ピカイチの山崎康晃ですらRさんには勝てなかったと言うのに、なぜに?
しかしまあ恋などよく分からないものである。恋は思案の外とはよく言ったものだ。私がRさんを好きになった事に、そしてRさんに執着する事に理由がないように、私が荒木さんを選んだ事にも理由は無いのかもしれない。
少々強引だがちょっとなんか文を書くの疲れてきたからここで締めようとも思う。
恋は思案の外!イェイ!
■
いっそ激痛をくれ
と叫びたいほどに心がずーーーーーーーっと鈍痛を抱えている。
お久しぶりです。メンヘラ再発しました。
彼氏とはわかれ、今は別の好きな人がいるのですが、その人との関係で完全にメンヘラ大爆発してます。
私から惚れて、ちょくちょくデートをして、でも付き合ってくれない、そんな相手。
デートをする度にぜんぶ奢ってくれ、送り迎えもしてくれて、優しくしてくれて、ちょっと意地悪もしてきて、そんな風に骨の髄まで惚れさせておいて結局付き合ってくれない相手。
付き合ってくれないのならばいっそ突き放してくれれば良いものを、相変わらず遊んでくれる。優しくしてくれる。何もかもをしてくれる。してくれないのは、ハグ、キス、SEX、お付き合い。
ここ半年、2回告白した。1回目は4月に。「年が離れすぎていて まだ判断できない」
「脈がない訳では無い もう少し遊んでからでよくない?」
その言葉を信じて、2ヶ月、たくさん遊んだ。そして一昨日、改めて気持ちを聞いた。
『将来を考えられない』
そんなようなことを遠回しに言われた気がする。「気がする」なのは、涙をこらえるのに必死で何を言われたかいまいち覚えていないから。
「もう少し遊んでみてから」の判断が、それだったのだろう。
「今は収入が落ち着かない、どちらにせよ恋愛よりも今は事業を落ち着かせたい」
そんな言葉も貰った。それが、体良く断るための言葉か、それとも本当なのかは分からないがもう、たぶん、望み薄なのだろうということだけは確定的だった。
それでも私にとってその人は本当に本当に久しぶりにちゃんとした片想いの相手だった。
詳しくは身バレしそうだから言わないが、出会ったあの日、何もかもわからない不安でいっぱいの私をあの人はすくい上げてくれた。笑顔で安らぎを与えてくれた。…あの人はもしかしたら私があの人の顔や金に惚れたと思い込んでるかもしれないが(会話の端々にそれを感じる)、あの人の顔は別に好みではないし、仮にあの人がクソ貧乏になっても私は変わらず好きでいると思う。胸を張って言おう、私はあの人の中身に惚れたのだ。そして、ずっと片想いをしてきたのだ。
「片想いは楽しい」なんて、何度も言ったセリフだがやっている最中はほんとに辛くて辛くて仕方ない。そんな訳の分からないクソみたいなポエマー★セリフを吐いた過去の私をファラリスの雄牛にぶち込んでやりたい。
まあそんなこんなで晴れて失恋した私であるが、私は「相手に会うと相手を忘れられない」、そんな人間だ。だからしばらくその人に会うのは控えようと決めた。それが一昨日の夜。
そしてその人の車に(割と大事な)忘れ物をしてしまっており、わざわざ仕事帰りに持ってきてもらう事になったのが昨日の夜。
「会わない」という決心はわずか一日で崩壊した。いや、しょうがないんだけどさ。
私の家は車を停めるには少々不便な場所にある。周り一方通行だらけだし。なので、その時は私の家から少し離れた大通りにあるコンビニを待ち合わせに指定した。向こうの帰路的にもそこがベストポジションでもあったので。
ぽつぽつ小雨が降り始めた夜の20時過ぎ、待ち合わせのコンビニにあの人は来た。仕事帰りの、スーツ姿で。あの人と私がほぼ同時に異動になってから半年、ずっと見ていなかったスーツ姿が、久しぶりに見たスーツ姿が、あまりにもかっこよすぎてちょっと本気でアヘアヘした。ヨダレもちょっとでた。雨に紛れたけど。(わあ!ポエマー!)
そしてあの人は助手席のドアを開け、こう言った。
「家まで送るから、乗って。」
断った。
なんとなく、乗る気にならなかった。別に徒歩数分の距離だし。
忘れ物を受け取り、お礼にラスクを渡すために一瞬体を車に入れた瞬間、車内でBUMPのギルドが流れてることに気づいた。何故か息が詰まり、もう何も出来なかった。あの人の「このラスク、コンビニで買ったの?」という軽口にも「あ、ちがい…ます」とつまらない返事しかできなかった。
そのまま、特に何を話すでもなく解散をした。数十分後、あの人から「風邪治った?」とLINEが届いた(その日私は体調不良で休んでた)。
優しい。ものすごく優しい。生殺しのように優しい。
中途半端に生かされているせいで、私の心の痛みも中途半端な鈍痛が続く。もういっそ激痛を与えてくれたら、それの方が楽なのに。そう思ってしまうほど。
でも、結局この中途半端な優しさに縋っている私がいるのも事実なのだから、もう本当に救いようがない。
ちなみにこの文を書く前に、あの人をLINEから消した。(正しくは非表示)
あの人が私のLINEトークリストから消えた。それだけで、ちょっとだけ、楽になったのだが、ほんの数分前、だいたいラスクの下りあたりを書いてる時に、あの人からLINEが来た。「元気?」と。私の決意を嘲笑うかのように、あの人が私のLINEトークリストに復活した。……いや、届くのを、ぶっちゃけ待ってたんだけどさ。
しかし、しかしだ!
元気なわけがあるか!お前のせいで鈍痛が続いてるんだ!
そんなこと、言えるはずがないのだけど。
なんて返事をすれば良いのか。どうしてそう優しくするのか。
なにもわからん……しばらく未読スルーを決め込むことにしよう。
11
11/4
自分でもびっくりするくらいの飽きの早さだ。
みなさんお久しぶり。おはよう。そして会えない時のためにこんにちは こんばんは おやすみなさい。
別に飽きていたわけではない。
いや、飽きていたのだが少々気持ちも体も忙しかったのだ。最近やっと少し落ち着いたためこうして鶏軟骨を食べに来たのだ。
ここを更新しなくなってしばらく、色々な事があった。確かに色々な事があったのだが、いざ思い出そうとすると記憶にモヤがかかる。神様が思い出すなと仰っているのだろう。……私は意外に信心深いのだ。ここは従うべきと判断しておく。
さて、金曜日に紅の豚を観た。この名作は、見る度に感想や感動するポイントが変わる。いや、正しくは見る歳によって変わるのだろう。子供の頃はよくわからなかったものが、歳を重ねるにつれ理解出来、そしてさらに歳を重ねるにつれ感情移入が出来るようになる…。よく聞く「子供の頃はフィオ派、大人になるとジーナ派」理論はまさにそれだろう。ちなみに私は選べない派だ。だがあえて言うならジーナの年になったフィオは誰よりもいい女になっているのだろうなと思う。
大人になると(いい意味で)感想が変わるというのは名作のひとつのポイントであると思う。誰でもあると思う。昔はこのキャラ嫌いだったけど、今みるといい所もあるしなあ……みたいな、アレ。代表例がハイジのロッテンマイヤーさんだ。子供にとってはウザイくそばばあだが、今思うと彼女はただただクララお嬢様が大切で愛しくて心配なだけなんだ。
考えてみて欲しい。大事に大事に愛し守ってきた病弱な親戚の子供が、得体の知れない粗雑な少女と仲良くなって問題ばかり起こし始めたら?
いやはやたまったもんではない。どうにかして止めたいし、引き離したくなるはずだ。ハイジは、ロッテンマイヤーさんにとって平和な日常を壊す異物なのだ。
どうだろう。ロッテンマイヤーさんの気持ちが少しは分かったかな?
話がかなりそれだが、とにかくそういった大人になって見方や感想がかわる作品が、私は大好きだ。ドラクエ5や6なんかはまさにそれなのだから、これを幼少期にプレイさせてくれた母には感謝しかない。いつか私も子供をもてた時、いっぱいいっぱいそういった作品に触れさせてあげたいと思う。いつかその子が大人になって、その作品の感想が変わった時、本質を理解できるようになった喜びと、大人になったことのほんの少しの切なさのマリアージュを味わって欲しいのだ。あの瞬間、ほんとに癖になるので。
紅の豚で、ジーナはポルコを良くも悪くものんびり、ゆっくり待ち続けていた。半分信じて、半分諦めて、それでも待っていた。とてもかっこいいと思った。宮崎駿はロリコンのくせになぜジーナという素敵な大人の女を生み出せたのだ、この世で最大の謎だ。
私もジーナにあやかろうと少し思った。半分信じて、半分諦めて、のんびりのんびり、いつか彼氏がポルコのように飛行艇を私のプライベートの庭に停めてくれるのを待ちたいと思う。その位の賭けはする価値あるだろう。
10/12 Part2
10/12
彼氏が好きだ。これはもう揺るぎない事実なのだと思う。嫌いになろうとか、浮気をしてやろうとか、あのクソ野郎とか、これは恋ではなく執着だとか、どれだけ考えても最終地点はここなのだ。どれだけ辛くても別れたくないのだ。10年後とかに後悔しそうだが、それでも破局という選択肢を(今のところは)私は破棄しようと思う。
エチュードハウスに改めて行った。名駅パッセ店は欲しいアイシャドウが売り切れだったので今日はパルコだ。しかし、期待虚しく、パルコでも見事に売り切れ。なんでそんな人気なの、ワインパーティ。確かに可愛いけど。
参考: エチュードハウス ワインパーティ
その後、まっっったく買うつもりのなかった部屋着をジェラートピケでフルセット買ってしまった。(これ着たら彼は可愛いと思ってくれるかな)その気持ちが、勝手に動いた。まさに衝動買いだ。こんなもんは必要ない事、彼氏とは破局の危機な事を気づいたのは、購入して数分たった後だった。
明日、急遽であるがとあるアイドルのイベントに行くことになった。フリーライブと握手会、撮影会、サイン会、その後有料のファンイベントがある。全部に参加するとなかなかのコストになるため、悩んでいたのだが、結局恋の悲しみは趣味でしか癒せないのだと判断し、参加することにした。
なにより楽しみなのはファンイベントだ。僅か2時間ほどではあるが、メンバーと遊園地で遊べるのだ。つまり、まるで、デートなわけで。まだ彼とも1度も遊園地デートもしていないのにアイドルと先にデートをするのだな、と考えると何やら笑えてくる。もちろんこれは浮気ではない。アイドルは女の子だ。
もうすぐで彼の誕生日だ。一緒に過ごせたらと思っていたが、実家で過ごすと断られている。それを信じるとか、馬鹿じゃないのと言われそうではあるが信じなきゃいけないんだ。もはや意地かもしれない。それでも私は信じるしかない。